つなぐにわ|対話・協働・共創のプラットフォーム
まちづくりや地域コミュニティの創生の手法として
子どもから高齢者まで、障がいの有無、ジェンダーやセクシャリティ、言語や文化の壁を超えて、多様な参加を許容するワークショップを通して対話・協働・共創を促します。
手仕事
簡単な手仕事の時間・空間を共有することで、一期一会の緩やかで穏やかな連携が生まれる
多世代
シンプルな作業で、多様な表現が可能なアート・デザインワーク
誰もが参加しやすい対話・協働・共創のプラットフォーム
地域性を編む
その場所、土地にある人々や企業の善意や素材を編むことができるのもこのプログラムの魅力
東京都庭園美術館
2023 年 5 月、旧朝香宮邸という歴史的文化財でもある東京都庭園美術館を維持運営する施策として、民間企業に美術館と庭園を貸し出すというパイロット事業が実施されました。中庭を中心に顧客向けのアートイベントが開催される一方、一般の来場者向けのインクルーシブなワークショップとして提案したのが、始まりでした。
大きなシートを囲んだ老若男女が、手仕事をしながら一期一会の会話を楽しむ様子は、漁村で網をつくろう姿や農閑期の農家での手仕事の風景ににて、とても豊かな営みだと感じました。その様子から、このプログラムを「わたしのにわ みんなのにわ」と名付けました。
ベネチアビエンナーレ日本館
2023 年 9 月、大西麻貴さんが率いるキュレーターチームによるベネチア・ビエンナーレ日本館の展示コンセプト「愛される建築」を体現するワークショップとして、採用されました。「愛される建築」とは、建築をモノとしてではなく、生き物として捉えると、建築と人との間に「愛しむ」「育む」という関係が生まれるのではないか、建築を作ることと、そこでの営みが有機的につながることで、場は育まれ多様な人々を受け入れる寛容さが生まれるのではないか、という問いかけです。9 月から 11 月にかけて、来場者とともに約6m のカーペットを織りあげ、クロージングイベントでは哲学者の鞍田崇さんが開催した自由なお茶会での設いとして、営みが引き継がれました。