ポートフォリオ
コドモチョウナイカイの活動のアーカイブです。各プロジェクトの活動報告書もご覧いただけます
2021
デザインで あそぶ まなぶ つながる コドモチョウナイカイ展 2021
金沢 21 世紀美術館における「デザインで あそぶ まなぶ つながる コドモチョウナイカイ」展は、2021 年 4 月 3 日から 2022 年 3 月 21 日まで約 1 年という長い会期のなか、金沢版のコドモチョウナイカイが発足し、ワークショップと展示が展開されました。
「おめんのともだち」は、メンバーの様々な個性・特性をミックスした架空の人物像を設定し、その人の顔を想像するワークショップ。多様な個性・特性の表れたユニークな「お面」が生まれました。
「きょうりゅうにんげん」は、非人間に変身するワークショップ。自分で作った恐竜のコスチュームをまとって、美術館の庭に飛び出しました。
「生命の樹・私たちのす」は、身体で「樹」を表現し、みんなの身体表現の集合として描かれた大きな樹に、多様な生き物を宿らせていく協働制作です。シャカイハタオリという小さな鳥が集合してつくり、天敵であるへびやサバンナの覇者であるジャガーなどと共に 100 年以上住み継がれるというすまい「小さな社会」をモチーフに考案したプログラムです。
まさに、デザインを通して、自然・生命・生物多様性というテーマに向かい合う、1 年でした。
tupera tuperaといっしょに性の多様性と出会う「みんなを知ろう!なりきりおめんワークショップ」
「みんなを知ろう!なりきりおめんワークショップ」はセクシャリティやジェンダーの問題に取り組んだプログラムです。
中島潤さんをアドバイザーとして招聘し、 tupera tupera の亀山達矢さんと共に学びながら、子どもたちと性の多様性との出会いについて考えました。 LGBTQ 当事者の4人が覆面モデルとなって登場し、好きな色や食べ物、自分自身の性格や特徴について、子どもたちからの質問に答える、子どもたちは質問の答えからモデルの顔を想像し「おめん」をつくる。
セクシャリティは、その人のアイデンティティを形成する大切な一部ではあるが、一面に過ぎない。そして、全ての人が多様な性のグラデーションの中に生きていて、みんなが当事者である、という学びの場を作り出しました。不用意に誰かを傷つけることがないように、4人のモデルの方々とチラシやワークブックの文言一つ一つを丁寧に議論したのは、多様な立場の声に耳を傾ける貴重な機会となりました。
異言語lab.といっしょに視覚言語の豊かさと出会う「からだであらわすイマジナリー絵本」
「からだであらわすイマジナリー絵本ワークショップ」は、聴覚障がいを音声言語によらないコミュニケーションと捉え、身体表現を通して伝えあう面白さやイマジネーションの豊かさを体験するプログラムになりました。
異言語 Lab. の代表であり、ろう者でもある菊永ふみさん、ろう者の両親のもとに手話を第一言語として育ち、インタープリターとして、視覚身体言語の研究や新しいコミュニケーションの方法の開発者として活躍する和田夏実さん等とともに、物語を紡ぎだすワークショップ。無音声の中で繰り広げられる対話と協働は、「わかりにくさ」を楽しみ、「わかりあいたい」という気持ちを重ね合わせる場になりました。
2020
デザインでつくろう!コドモチョウナイカイ2020 コドモデザインミュージアム
コロナ禍におけるコドモチョウナイカイ、たくさんの人が集まることが難しいなかで、どんなことが可能なのか考えました。
コドモデザインミュージアムは、「多様性・身体(障がい)・空間(居場所)」といった社会課題に向かい合った子どもたちのデザイン(理解・解釈・提案・行動)を通して、社会に問いを投げかける、
子どもたちによるデザインプロジェクトです。
2019
2018
2017
みんなでつくろう!コドモチョウナイカイまつり2017「アーキペラゴSHIBAURA」
コドモチョウナイカイ、2017年のテーマは「鳥と島」。世界を旅する鳥は、島に植物の種を運び新しい生命が芽吹きます。島に根付き、成長した草木は、そこに暮らす生き物たちを守り育みます。渡り鳥がもたらした種によって、島には固有の生態系が形成されるのです。これからを生きる子どもたちには、 鳥のように新しい時代や文化を育む人になってほしい、そんな願いが込められたテーマです。